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30年前の記憶

20131215

中学2年生の時に引っ越しをして、それまで一年半ほど住んだ町を離れた。電車に乗って元の中学へと通い続けたので、駅から学校までの大きなお寺の境内を通る道を、それから高校入学までの1年あまりの間、毎日のように歩いた。ふとしたきっかけで、今日はおよそ30年振りにその道を歩いてみた。駅から続く長い参道を、境内へと向かってゆっくりと登る。幾つかの店は名前を変えて、ギターの弦を買うために立ち寄ったレコード屋は、その名前は変わらず家電を扱う小さな電気屋になっていた。同級生の家が通り沿いにあったような気がするが、どうしてもその彼の名前を思い出すことが出来ない。参道のどん詰まりにある土産物屋は記憶のままで、当然のように境内の風景は当時の記憶と変わらぬ姿でそこにあった。そのまま足を伸ばしてもと住んでいた団地を訪ねてみようと思い立った。意外に迷わず歩けることに少し驚きながら、あっさりとたどり着くことができたが、その団地のどの棟に住んでいたのかも、最後まで思い出せなかった。

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