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2013年11月

カレッタ汐留

20131130

一ヶ月ほど前に修理に出した時計を受け取りに錦糸町まで。ついでに足をのばして銀座あたりをぐるりと歩いて来た。銀座ミキモト前のクリスマスイルミネーションが始まり、正面の道路にはフェラーリやランボルギーニといった高級外車が多数停まって多くの人を集めていたが、もともとのクルマの形が美しいのに、デコトラのような電飾が施してあって、なんだかとても残念な気がした。銀座ライオンでビールを2杯ほど。良い気持ちになって、久し振りに訪ねてみようと、カレッタ汐留までてくてくと歩いた。ここのイルミネーションは数年前とはだいぶ様変わりして、今流行のプロジェクションマッピングと組み合わせ、ずいぶん華やかになっている。結婚式のお二人だろうか、この寒い中をツリーの横にしばらく立っていらした。お疲れさまである。どうぞお幸せに。

夜道を歩く

20131129

起きた時から身体が重く、さすがに週末ともなると疲れがたまっている。行き帰りの特急では関連文献に目を通す元気はなく、ぼんやり考え事をしながらいつの間にやら寝入っていたりする。情けないこと限りなしだが、今の仕事のやり方ではそれも仕方ないだろう。駅から自宅までの夜道を歩きながら、「やっと週末になった」とつぶやくような苦しい仕事はもうやめようと、もう何年も前から考えていたことを思い出した。断り切れずに引き受けてしまったことを後悔しても、今更、である。まあ、続けられないわけではない。来年度からどのように整理してやりたいことに集中するか、せめてそのことを考えよう。

バイクに乗ること

20131128

夜になってずいぶん冷え込んで来た。このところ、バイクのエンジンをかけていないことが気になっていて、楽だからと言ってすぐにクルマに乗ってしまう自分を反省して、今日はバイクで仕事場に向かった。風を切って走る感覚は久し振りで、季節の変化を真っ先に体感出来るバイク乗りであることの良さを再確認したが、正直に言うとまあやっぱり寒くて、「クルマでも通勤時間は変わらないよなあ」などと、ついつい弱気に考えてしまう。この間「出来るだけ乗ろう」とか「天気の良い日は乗ろう」とか、そんな気持ちでは乗らなくなることが分かってしまったので、「自分はバイク乗りである」ときっぱり宣言して、「よほどのことがない限りはバイクで出かける」という覚悟が出来るかどうかがポイントになるのだろう。バイクっていうのは、つくづく強がり、意地っ張りの乗りモノだなあと思う。

手向山

20131127

仕事を終えた時間がわりと早かったので、浅草の三の酉に出かけようかといったんはそちらに足を向けたが、結局そのまま自宅に帰って来た。やはり水曜日の疲れは尋常ではなく、何かをしたいと思っても気力が続かない。今日は御苑の紅葉の三枚目。火曜日に出かけた家人の話を聞けば、先日の大風で御苑の紅葉はだいぶ葉を落としていたと言うから、少し早いと思いつつも、日曜日に撮りに出かけて正解だったのだろう。繊細な葉を持つ楓の手向山、真っ赤な紅葉まではもう少し間がありそうだったが、傾きかけた陽にきらきらと輝いて美しかった。樹の下にもぐって広角レンズで下から見上げてみたり、標準レンズで全体を写してみたりとあれこれ工夫をしたが、結局、望遠レンズで少し遠く離れた位置から撮ったこの写真が一番気に入った。まるで燃えているよう。

銀杏黄葉

20131126

ずいぶんと忙しい一日で、昼食の間のわずかな時間をぼんやりしただけで、職場に到着してから出るまでの間、次々に訪れる人たちとずっとしんどい話をして過ごした。帰りの特急の時間に間に合わなくなりそうだったので、書類仕事を残して職場をあとにした。ぐったり疲れ切って車内ではうとうとと、気がついたら乗換えの駅。いつの間にか、まわりの人はすっかり入れ替わっていた。写真は先週末撮影の御苑の大銀杏。この大樹の下で、人はそれぞれ思い思いの穏やかな時間を過ごしている。今日はおそらく時代を画する日になるだろう。こうした時間をボクらはいつまで楽しめるだろうか。

新宿御苑

20131125

夕方からずいぶん風が強くなって荒れた天気になった。窓に当たる強い風の音が、先ほどから次第に強くなってゆく。カーテンを開いて外を見れば、まだ雨にはなっていないようだ。先週はとても良く晴れた週末だったが、所用のため遠出が難しく、都内をあちこち撮り歩くだけとなってしまった。印象に残ったのは新宿御苑の紅葉。撮影順に、先ずは新宿門を入ってすぐのところにある楓木立の紅葉からアップする。ここでは色づきはじめから枯れてしまったものまで、様々な時期の紅葉が混在しており、なんとも複雑な色彩になる。明るい日差しが濃い陰をつくって、ずいぶんコントラストの強い絵になってしまった。もう少しうす曇りの空模様だったなら、全く風情の違うしっとりとした色彩を写し取れたのかも知れない。

手ぶれ補正

20131124

週末の連休は良い天気に恵まれた。朝から雲ひとつない快晴に、週末に届いた12-32mmの試写をしようと、朝食も摂らずにカメラを持ってベランダに立った。絞り開放から数段絞ったところまで、手持ちで数カット撮影してパソコンで画像を見る。購入前のMTF曲線のチェックでは、それなりに解像度の高いレンズであることは確認していたが、意外なことに望遠端の絵が冴えない。現像処理の際にシャープネスをかければ見られる程度にはなりそうだったが、全体的にもわっとして明らかにおかしいと感じた。不良品かと心配になって、さらに数カット、レンズを替え、条件を変えた写真を追加してパソコンに取り込み、今度はモニターに等倍表示をして詳細にチェックをしてみる。結論としては、この画質の低下はレンズ解像度の問題ではなく手振れが原因。しかし画像そのものは、1/125秒のシャッター速度で、両肘を固定した状態で撮影しており、35mm換算で64mmの画角であるから、通常は手振れは心配しなくて良い状況である。加えて、シャッター速度が1/15秒の画像では、小絞りボケによる画質低下はあるものの、等倍でも手振れは確認出来ない。以前、E-P5の手ぶれ補正が気まぐれであるという記事を目にしたことがあり、ググってみると同様症状についての議論があって、どうやら1/100〜1/200秒近辺の速度での手ぶれ補正は、シャッターの振動を拾って不安定になるようだ。一眼レフではミラー動作による微細な振動が画質を低下させると言うし、基本、自分は手持ち派の撮影スタイルではあるが、やはりクオリティの高い写真を撮ろうと思えば、三脚、レリーズは必須のアイテムなのだとあらためて確認をした次第だ。たとえ微細なブレであっても、人の目は画質の低下としてその差を見分けることが出来る。

枯蓮

20131122

枯蓮が吹寄せられてひととこに集まっている様子を好んで撮る。たいてい他のゴミと一緒になっていて“汚く”見えるので、モノクロにしてしまうことが多い。今年もまた不忍池の片隅にかたまって浮かんでいた蓮を写して、やはりカラーではなくモノクロにした。どういうわけか、この光景がとても好ましいと感じるのだが、理由は良く分からない(キレイだよねえ?)。そんなわけで、今年もまたこうして枯蓮の写真を載せることにした次第。

12-32mm F/3.5-5.6

20131121

今日はパナソニックからGM1というむちゃくちゃ可愛らしいレンズ交換式のデジタルカメラの発売日。イメージカラーのオレンジがとてもステキで、何度も量販店に足を運んでモックを眺めたり触ったり。GRの代わりになるお散歩カメラとして真剣に購入を検討していたが、あまりに小さくボクの手では快適に操作することは難しいと結論付けて、結局はE-P5を導入することにした。キットレンズの17mmは以前使ったことがあり、人によって評価がわれるがボクは大好きなレンズだ。ただ、フードをつけたままにすると少し大きく、通勤カバンに入らないので困っていたが、先日、このGM1のキットレンズが単体で発売されることに気がついて、たまっていたポイントでシルバーを購入。GM1の発売日の今日、さっそく自宅に届けられたというわけだ。箱から取り出し先ずはその小ささ軽さに驚く。E-P5に取り付けベランダから夜景を撮影してみたが、まあ普通に撮れる。画質はもう少しイロイロ撮影してみないと評価は出来ないが、何よりもE-P5のシルバーボディとの組み合わせ(ルックス)はとてもステキで、持ち歩くのが楽しくなりそう。

浅草

20131120

少し前から“浅草”を意識して写真を撮っている。自宅から近くて気軽に行きやすく、一年を通して様々な催しが行われている“浅草”は、街スナップにはうってつけの場所。ちょくちょく訪ねては写真を撮りためて来たが、他の街にはあまり感じられない「いかがわしさ」とでも言えば良いのだろうか、この街の持つ独特な雰囲気が、この頃とても気になっているからだ。三社祭やサンバカーニバル、ほおづき市や羽子板市といったオモテばかりではない、少しいかがわしい“浅草”を撮ることができたらと思っている。

吹寄せ

20131119

自宅周辺の欅や銀杏も色づき始め、朝の街には晩秋の空気が漂っている。落ちた葉が風に吹寄せられて色とりどりの模様をつくり、すぐに色あせ次第に朽ちてゆく様子は、精一杯華やかに装った街のイルミネーションの背後にひそむ淋しさや空しさといった感情を裏打ちしている。それは冬至に向かって細く小さくなってゆく生命のあかりなのだろう、春の夜には決して覚えることのない感覚だ。そんなことを考えながら、駅前ターミナルのイルミネーションを撮影していると、アンケートに答えて欲しいと声をかけられた。その人は「いかがわしいキャッチではない」と言い、確かにそんな風には見えなかったが、人と関わるのが煩わしくて足早に通り過ぎた。

望月

20131118

晴れてはいるが朝からどこかかすんだ空。光が拡散してすっきりとした青空にはならなかった。仕事を終えて職場の窓から外を眺めると、シルエットになった夕富士が西の空に浮かんでいた。夕暮時はキレイにやけるかと思ったが、ほんのり茜に染まりはしたものの、残念ながら期待したほどではなかった。台風が通り過ぎたあとや急な夕立のあとなど、たぶん少々不安定な天気の夕暮れにはものすごい色の夕焼けを見ることがあるが、どういう条件が揃うとああした色に染まるのだろう。西の空を眺めるようになってずいぶん経つのに、未だに予測が出来ないのが残念だ。帰宅してエレベータを上がると、東の空の低いところに満月が浮かんでいた。自室の窓からは東の空がよく見えるので、部屋のあかりを消して窓を開け、晩秋の冷たい空気の肌触りと一緒に、この満月の浮かぶ街の景色を楽しんでいる。

小春日和

20131117

金曜日にお休みを取ったのでこの週末は三連休になった。どこかに旅行にでもと思っていたが、家人と予定があわず、近場をぐるぐる歩き回った三日間であった。歩いた距離は合計でどのくらいになるだろう? カメラを手にしていると、バスや電車といった交通機関はあまり利用せず、平気で10km以上は歩いてしまうから、おそらくかなりの距離になるはず。どうして体重が減らないのか不思議で仕方がないが、結局、それだけ食べているのだろう。写真は昨日と同じく江ノ島で撮影したもの。海と太陽を背にジャンプを繰り返し、歓声をあげている数人の若者がいた。何やらそれぞれがお互いの写真を撮っていたようだが、30分以上も同じ場所で飛び上がっている。釣り人が全く動ずることなく釣り糸をたれているのも面白かった。

江ノ島

20131116

午前中は都内で予定があったので、午後からそのまま湘南新宿ラインに乗った。当初は鎌倉で七五三の風景をと考えていたが、とても良く晴れていたので海が見たくなり、大船でモノレールに乗り換え江ノ島に向かった。このモノレールを使うのは初めてだったが、少し高い位置から見下ろすようにして走るので、湘南鎌倉の町並みを遠くまで見通すことが出来る。車窓から景色を眺めながら、江ノ島に着いたのは午後の遅い時間になった。西に傾きかけた陽を追いかけるようにして、島の西側にある海岸に向かう。意外にアップダウンのある島の中程を横切って海岸に出ると、ちょうど陽が沈もうとしているところだった。岩場に腰掛け沈む陽を見送りながら、刻々と移り変わる海の色、空の色をカメラにおさめる。こんな風にして過ごすのはこれで何度目だろう。ぼんやりと潮風に吹かれて過ごし、東の空に月がのぼりはじめる頃にようやく帰途についた。

二の酉

20131115

休みを取ったので、日中の酉の市も見ておきたいと思い浅草へ。何とか天気が持つのではないかと期待して自宅を出たが、鷲神社に到着した頃から雨が降り始めた。加えて、夜に比べて人の少ない酉の市には、あのギラギラ感が足りないなと感じたこともあって、早々に退散していったん自宅に戻った。夕方になって天気は回復し、西の空が茜にやけて暗くなった頃に再び浅草に向かった。一の酉にも増して賑やかな境内は身動きするのも困難なほどだったが、少々強引に動き回って写真を撮った。少しはあのギラギラした感じが写っただろうか。

浅草酉の市

20131114

どういうわけか、つい先ほどまで今日が二の酉だと信じ込んでいて、行き損ねたことをとても残念に思っていたが、手帳を見て日付を間違えていたことに気がついた。二の酉は明日で、こんな勘違いをするなんて、ちょっとどうかしている。今年は三の酉まであるので、あと2回ほど撮影のチャンスがある。酉の市が始まると年の瀬も近付いて来たようで、ざわざわと慌ただしい気持ちになる。毎年のように出かけて撮影を試みるが、あのわさわさギラギラした雰囲気をどうしたら表現できるのか未だ分からず、結局、同じような神社入口の風景をアップしている。写真は今年の一の酉の時の撮影。

上野あたり

20131113

日が落ちるのが早くなるので冬場は夜の写真が増える。もっとも最近は、翌日に響いてしまうことを恐れてあまり遅くまで街中を歩くこともないが、時折、ふらっと出かけて写真を撮りたくなる。浅草や上野、秋葉原といった近場の繁華街が多いが、先日は羽田や新橋、銀座あたりをふらふらしてきた。風体に似合わずキレイなものは大好きなので、美しく飾られたショーウィンドウなどはいつまでも見飽きないが、撮影に夢中になっている大男の様子はかなり怪しいに違いない。幸い職質を受けたことはこれまでないが、やはり銀座よりは上野の方が性に合っている。いつまでも店じまいをする様子のない閉店セールや、だみ声の客引きの口上を聞きながらぶらぶら歩くアメ横は、どういうわけかとてもほっとするのだ。

木枯らし

20131112

昨日は木枯らしが吹いて、今日は予報の通り冬の寒さになった。とは言え電車内はずいぶん暑いので、温度調節のきく格好でと思い、古くなって色あせたフリースにウインドブレーカーを重ねて出勤。もう一段寒くなるまではコートは出さない。都内でも欅紅葉がずいぶん色鮮やかになって、街はすでに晩秋から初冬の様子。夜になれば気の早いクリスマスイルミネーションがキラキラとして、ジングルベルでも聞こえてきそうな勢いだ。都内各所でのイルミネーションの多くは今月半ば頃から始まるようで、カメラを片手に夜の街を徘徊することも増えるだろう。思いがけないセンサーゴミでGRを修理に出して以来、代わりになりそうなお散歩カメラを探しているが、なかなかほど良いものが見つからない。現在の手持ちレンズと夜景に強いという点を考えると、E-P5+17mmF1.8の組み合わせになりそうだが、毎日持ち歩くにはちょっと大きく、少々悩ましいところだ。

初時雨

20131111

午後になりすっきりと晴れていた空がにわかにかき曇り、激しい音を立てて雨が降り始めた。30分ほど降り続いただろうか、あっという間に雨はあがって青空が広がり、雨に落ちた欅紅葉とまだ緑の銀杏葉が、クルマの屋根にべったりとはりついていた。仕事場を出る頃にはあたりは真っ暗で、朝よりさらに寒くなったと感じてエンジンをかけると、外気温はなんと10℃を示している。立冬を過ぎてさすがにずいぶん冬めいて来た。明日から数日は冬型の気圧配置でさらに寒くなるという。その分、天気は良くなりそうだが、体調管理には十分に気をつけないと。

鎌倉文学館

20131108

平日はすっきりとしたよい天気に恵まれるのに、週末ごとに雨模様。明日は穏やかな晴れとの予報だが仕事があり、明後日の日曜日は休日だというのに再び大荒れになるという。なかなか気持ちの良いカメラ日和に恵まれずにとても残念だ。今週は「秋の花」をテーマにブログを更新してみた。旧古河庭園の秋薔薇から始めて鎌倉文学館の秋薔薇でお仕舞いである。写真を撮るようになって10年あまり、全くの独学なので、撮影しながら、出来上がった写真を見ながら「こう撮ったらこうなるのか」ということを学んで来た(考えてみれば仕事でも同じやり方をしている)。先日、自分なりに撮って来たものを書き出してみると、実に様々なものを被写体にしていて、我ながら節操がない。散歩がてら気の向くままに撮り歩くのも楽しいが、ただただ撮り歩くだけではなく、今後は小さなものでも良いので、何かしらのテーマを見つけ、意識的・集中的に撮るというやり方を試してみようと思っている。

立冬

20131107

仕事を終えて外に出ると、西の空がほんのりあかね色に染まり、すっきりとした夕空が広がっていた。朝方は雨だったので、ちょっと意外な気がしたが、変わりやすい天気も秋のせいかと自分を納得させた。冷たい風が吹いて、ずいぶん寒くなったと身をすくめた途端、そう言えば今日は立冬だったと気がついた。11月も半ばにさしかかり、これから本格的に寒くなっていくのかと、ひどくさみしい心持ちになったけれど、空気が澄んで遠くまで見通せるようになって、夕暮時の撮影の楽しみは増えると気を取り直す。写真は先日訪れた鎌倉は東慶寺の庭の竜胆。撮影しながら、子ども時代を過ごした長野県の県花がこの花だったと、どういうわけか不意に思い出した。

菊花

20131106

霜月になってあちらこちらで菊花展が開催されている。鎌倉の鶴岡八幡宮では、盆栽のように美しく刈り込まれたものや、八幡さまの境内の様子を在りし日の大銀杏までをも再現した、たいへん手の込んだ菊花鉢も展示されていて、とても見応えがあった。大輪の菊の花は人の頭ほどの大きさなので、少し離れたところからポートレイトレンズで撮影するのが良さそうだと考え、レンズはそれほど迷わず85mmを選んだ。七五三のお参りや、結婚式の人であふれる境内の賑わいを背中に感じながら、しばしの間、花と向き合い撮影に没頭した。

石蕗

20131105

連休中のこと、普段より早い時間に百花園を訪ねると、ツアー客とおぼしき多くの男女が、ニコンのカメラをぶら下げて園内を闊歩していた。茶亭の佐原さんに話しかけられ、聞けば、大勢の人々はニコン関係の写真クラブの会員さんで、撮影会でこちらに訪れているのだという。狭い園内が騒然として、ボクは超望遠レンズでの鳥狙いだったが、高い木々の上から鳥の声は聞こえるものの、人の気配に気圧されたかさっぱり降りて来る様子がない。鳥撮影は早々にあきらめ園内に咲く花を撮ることにしたが、お茶や山茶花、嫁菜などのキク科の花がちらほらと咲くだけの園内は、冴えない天気と相まってなかなかに淋しかった。例年ならば色づき始めるハゼの木の紅葉も今ひとつ。ひときわ目を惹いたのは写真の石蕗。ちょうど盛りだろうか。撮影会の一団はあっという間に去ってしまって、あとにはいつもと同じ静けさだけが残された。

旧古河庭園

20131104

三連休は冴えない天気ではあったが、全くの土砂降りと言うわけでもなかったので、秋の花を探してあちらこちらとさまよい歩いた。旧古河庭園では秋の薔薇が美しいと聞いたので、ちょっとおもてに出たついでに立ち寄ってみた。撮影途中からぽつぽつと降り出した雨が次第に激しくなって、ゆっくり撮影と言うわけには行かなかったけれど、薔薇はそれなりに咲いていて、古い洋館とどのように組み合わせて撮るかを考えるのが楽しかった。それにしても光が少なく写真にはなかなか厳しい条件。新しく手にした58mm f/1.4をさっそく使ってみたが、使いこなしには少し時間がかかりそう。絞り開放では被写界深度がとても浅く、被写体に近づき過ぎると失敗する。アップした画像は現像の際にクロスプロセスフィルターをかけて色合いを変えているが、ピント面のシャープさと背景のやわらかなボケは良く分かると思う。

広角レンズ

20131101

この頃のお気に入りのレンズは、パナソニックの7-14mmF/4という超広角レンズ。35mm換算で、超広角の14mmから、街スナップにちょうど良い28mmまでの画角をカバーしている。超広角レンズを設計すると、通常はものすごく大きく重くなってしまうようだが、マイクロフォーサーズマウントのこのレンズは、小型軽量かつとても写りが良い。超広角域では、少しレンズを傾けただけでも全く印象の違った写真になるので、軽く取り回しが良いというのは大変な美点で、写真のように地面すれすれから見上げるように撮ることも容易い。昔はこの画角は全く使うことができなかったので、大きく重たいレンズを持ち出すのが億劫になってしまっていたが、このレンズを手にしてからは、超広角の非日常的な視野が面白くて、出かける時には必ず持ち出すレンズのひとつになってしまった。新品も中古品も在庫が少なくなっているので、おそらくもうすぐリニューアルされるのだろうが、中途半端に手ぶれ補正などをつけて、大きく重たくなってしまわないようにと願っている。

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